保育所が足りないのに増えないのはどうして?


認可と無認可の問題

待機児童問題について、そもそもの誤解となっていることが多いポイントとして「保育所が増えていない」というものがあります。実は全国的に見た場合、保育所の数というのはここ数年で増加しています。しかしそれでも待機児童問題が解消されていないのは、「不足している場所」で増えている率がそこまで高いわけではないためです。あくまでも全国的に見た場合に増えているのであって、特に不足している場所において増えているわけではないため、結局のところ待機児童の数を大幅に減らす事自体が上手くいっていない、というのがその実情です。

そしてもう1つこの待機児童問題に関して大きなポイントとなっているのが、保育園の認可に関する問題です。保育園には認可保育園と無認可保育園という2つの種類があり、認可を得るためには国や自治体が決めた幾つかの基準を満たしていなければなりません。これらの基準を満たしていないと無認可となるということもあり、そのハードルの高さが保育園の増加に歯止めを掛けている部分があります。多くの親が、やはり子供を預けるならば安心して預けることができる認可保育園を選びたい、と考えている部分が大きいため、このような問題が大きくなっています。